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お引渡しから約3年、見晴らしの良い高台にある八木沢の家に伺いました。
デフとの出会いから家づくりのこと、そして現在のことをお聞きしました。

「八木沢の家」住まい手さんご夫婦。

見晴らしの良い高台に建つ八木沢の家。最初からの要望だった「清水寺の舞台みたいに上がっているデッキ」とはこのこと。

この土地に決めたのは、眺めと日当たりの良さ。
─ まずはデフとの出会いからお聞かせください。デフを知ったのはいつ頃でしょうか。
チルチンびとに載っていたのを見ていたし、近くに住んでいたので随分前から知っていました。家を作るならデフがいいな、となんとなく考えていました。
─ チルチンびとはデフより揃ってますね!
そう、バックナンバーも買い揃えましたから。
生まれ育った家が木の家だったし、やっぱり木の家が建てたかったんですよ。
─ 実際にデフで家を建てることになった経緯は?
最初は見学会。その後アポイントもなしに事務所に遊びに行ったんですけど、快く迎え入れてもらいました。当時住んでいた借家で、家族3人とも体が痒くなったことがあったんです。シックハウスとか、アレルギーとか、自然素材とか知ってはいたんですが、それがどういうことになるか知らなかった。そこでデフさんに一度相談してみようというのがきっかけになります。
─ 家を作る計画は立てていたのですか?
そろそろという気持ちはあったんですけど、具体的には考えていませんでした。現にまだ土地が決まっていない状態だったので、「家を建てたいけど、土地もないしどうしましょうか」っていう話から始まり、土地の見つけ方とかを教えてもらって。それから自分たちで土地を探し始めました。最終的には、社長が見つけてくれたこの土地に決めました。
─ 土地が決まるまでは結構早かったんですか?
怖いぐらいに(笑)トントン拍子でしたね。今考えると「縁」があったのかなぁ。土地が決まると今度は早くそこに住みたくなっちゃって、次の冬には新しい家で暮らそうって決めたんです。工事の期間とか考えるとゆっくりしていられないことが分かり、そこから大急ぎでデフさんと話しを進めました。完成時期の目標を決めたことで勢いをつけて進められたのがよかったかもしれません。
─ 家の設計や打ち合わせは結構大変だと思いますがいかがでしたか?
打ち合わせは本当に何度もしました。普通のノートに要望を書きためたものなんですけど、家づくりノートを自分たちで作っていて、デフの設計担当の久(きゅう)さんに見せたんです。それで久さんもイメージしやすかったようです。打合せのたびに要望を盛り込んで都度図面を書き直してくれたので、イメージがどんどんわいて楽しかったです。
─ 家づくりノートがあったからスムーズに進んだんですね。要望は叶いましたか?
「全部の要望を入れると予算の1.5倍ぐらいの金額になっちゃいますよ」って言われちゃって。その中から予算も含めて実現できることとか必要なものとそうでないものを決めていったんです。和室をつくるとか、デッキが清水寺の舞台みたいに上がっているのはノートに書いていた最初からの要望です。逆に叶わなかったのは南向きのお風呂。リビングにブランコとかも(笑)。
要望はいろいろありましたけど、図面を書いてもらって何度も打合せしていく過程で、自分達の中でも要望の優先順位が見えてきて、最後には、自分たちにとって本当に必要なものが残ったと思います。
階段にあるスペースはみんなのお気に入り。本をよむのに丁度いい。

住まい手さん自作!! 本棚の模型
─ この本棚がすごいですね。これも最初からの要望ですか?
本棚は下から上までっていうのが作りたかったんです。最初は自分のイメージと全然違うものが上がってきて、そうじゃない!こうしたいんだ!っていうやりとりを何度もして。そうしたら設計の久さんが「じゃあ、本当に下から上まで行っちゃおうか!」って言ってくれて、下の基礎から天井まである本棚が出来上がったんです。
─ 施主さんとつくり手のバトルの成果ですね!
そう(笑)。私も途中で気づいたんですが、本って背表紙がきれいでしょう。リビングにこうやって座ると、背表紙が見えるように壁をなくしたんです。
踊り場が1畳分のフラットなスペースになっているんですが、これは本に囲まれて何かしたいって伝えたことでできたものなんです。最初は図書室だったんですけど、予算的に無理ですから。打ち合わせの中で、自分たちがノートに書かなかった新しいアイディアもたくさん出てきました。
─ 制約の中で生まれた、すてきなスペースですね。
ええ、子供も大好きなちっちゃなスペースができました。設計だけじゃなくて、工事が始まってからも、図面ではこうなっているけど、どうする?って現場監督さんや大工さんとその都度話しながらつくっていきました。最後にここお願いってやってもらったりね。
出来ている家を買うんじゃなくて、自分たちも参加しながら家を作るっていうのがすごく楽しかったんです。子供もどうやってこの家が建ったのかを見てきて、それを覚えていてくれているし、この先もきっと、記憶のどこかに残っていくんじゃないかと思います。
─ 沢山のこだわりを持ってつくられたお家ですが、住んでみていかがですか?
満足です!
細かい点では、リビングの脇にあるこの棚が傑作でした!できた時はみんなにこんな薄い棚どうやって使うの、なんて言われて。自分たちもどうやって使うのか全然想像がつかなかったんだけど、いちばん下がマガジンラックになっていて、重宝しています。

─ 住んでからの新しい発見もあるんですね。
久さんが、ぐるぐる走り回れる場所があると、そこで子供たちは自然と走り回るって言うんです。扉を開けると、ちょうどリビングと廊下の間の壁を回れるようになっています。うちの子もそうだし、他の子供も来ると本当にここを開けて、ぐるぐる回って遊ぶんですよ。何気にこんなことが大事なのかなって思います。
─ 木のキッチンは3年半経ってどうでしょうか。アトリエデフにも、「木のキッチンは実際使ってどうなの?」「メンテナンスは?」、という質問が多く寄せられます。
普段そんなに気を使っているわけじゃないんですけど、大丈夫ですよ。床だってそんなに手入れしていないし。キッチンカウンターはどうしても汚れてきちゃいますけどね。でもそれもうちの個性になっているし、逆にそれが味わいになってます。色もいいですよね。さくらのキッチンを使われているお家を見学して、うちもそれがいいって選んだんですけど、やっぱりさくらにして良かったなって思ってます。
─ いい意味で使用感が出てなじんでいると言うか・・床と一緒にキッチンもいい色になってきていますね。使い勝手はどうでしょうか。
使い勝手はいいですし、食品庫もあってすごく便利。家づくりノートにお鍋が何個、とか全部書き出していたので収納もバッチリです。あえてあげるなら、電気のスイッチが少し離れたとことにあることがちょっと不便なのかな。
─ 最後に、これからこうしたい、などの希望をお聞かせください。
今もう満足しちゃってるから(笑)。
これから先は、子どもが大きくなったら部屋に戸をつけるとか、あとは外構、裏にブロック積んだり、かな。クッション作って、カーテン作ってって考えるのもすごく楽しいですね。こうやって暮らしも家も自然に変化していく様子を楽しんでいけたらと思います。

いい色になって、家となじむさくらのキッチン。

こんなところにも住まい手さんのこだわりが。松本の職人さんにオーダーしてつくったという万年筆。

一段下がった地下から天井まで続く本棚の前で。

このインタビューは、私が初めてオーナーさんのお宅にゆっくりお邪魔して話しを伺えた機会になりました。オーナーさんの暮らしぶり、おおらかさ、暖かさがとても心地好く、インタビューが終わってからも長居をしてしまいました。本や音楽談義にも花が咲き、個人的にもとても楽しいを過ごすことができました。快く家の隅から隅まで見させていただき、ありがとうございました。
(アトリエDEF/林)
アトリエDEF/自然素材で木の家をつくる長野県上田市の工務店です。自然素材、住まい、生活、暮らし、環境保護をテーマに地球にも負荷をかけない住宅を提案します。 施工エリア/長野県:北信・中信・東信・南信 上田市・長野市・八ヶ岳・軽井沢・原村・富士見町・松本市・安曇野市・茅野市・諏訪市・千曲市・佐久市・駒ヶ根市・東御市・北杜市・長坂町・甲斐小泉・甲斐大泉・清里・藤野





